レム

基本プロフィール
名前レム
年齢17歳
誕生日2月2日
身長154cm
体重鉄球より軽いように思える
血液型
好きな食べ物
嫌いな食べ物
趣味演劇鑑賞・詩文
特技料理・洗濯・掃除・裁縫
声優水瀬いのり

## 概要
レムは、Re:ゼロから始める異世界生活に登場する鬼族の少女。エミリアが暮らすロズワール邸でメイドとして働いており、双子の姉であるラムと共に広大な屋敷を支えている。水色のショートヘアと、姉とは対照的に右目へかかる前髪が特徴。一人称は「レム」で、ラムのことは幼少期には「お姉ちゃん」、現在では「姉様」と呼んでいる。

ロズワール邸では雑務全般を担う有能なメイドであり、屋敷の仕事の大半は彼女がこなしている。姉のラムも同じくメイドではあるものの、家事能力や実務面ではレムの方が圧倒的に優れており、レム本人も「ラムはただいるだけで満足」と語るほど、姉への愛情と信頼は深い。ラムが傲岸不遜な毒舌担当なら、レムは丁寧な言葉遣いの裏に棘を含ませる慇懃無礼な毒舌担当といえる。

性格は温和で献身的、礼儀正しく控えめな少女に見えるが、それは心を許した相手に向ける一面であり、敵対者や警戒対象には容赦がない。感情の抑制が利かず、思い詰めると暴走しやすい危うさも抱えている。特にラムに対しては尊敬を超えた崇拝に近い感情を抱いており、「姉様はすごい」と誰よりも信じて疑わない。その一方で、自分自身には強い劣等感を抱き続けており、姉の代わりにならなければならないという罪悪感と使命感に縛られていた。

その背景には、幼少期に鬼族の隠れ里が魔女教徒に襲撃された過去がある。鬼族において双子は忌み子とされていたが、ラムは鬼神の再来と呼ばれるほどの天才であり、レムはそんな姉に憧れと劣等感を抱きながら育った。襲撃の際、恐怖で動けなかったレムを庇ったラムは、鬼族にとって生命線ともいえる角を失ってしまう。その瞬間、レムは姉が傷ついたことへの悲しみと同時に、姉が「自分と同じ場所まで落ちてきた」ことへの安堵を覚えてしまい、その感情に深い罪悪感を抱くようになった。以後のレムは、ラムへの贖罪のために生きるかのような日々を送ることになる。

戦闘面では、鬼族としての力と水魔法を扱う魔法戦士。鎖で繋がれた棘付きの鉄球、モーニングスターを武器とし、怪力と機動力を活かして戦う。また、癒やしを司る水魔法によって回復もこなせるため、攻撃と支援の両方に対応できる。角の力を解放して鬼化することで身体能力と回復力を大きく高めることもできるが、理性を失いやすく心身への負担も大きいため、切り札としての側面が強い。さらに、角によって「魔女の残り香」を感じ取ることができるため、当初はその臭いを纏うナツキ・スバルを強く警戒していた。

スバルとの関係は、物語を通じて大きく変化していく。初期のレムは魔女の残り香を持つスバルを危険視し、ループの中では彼を殺害してしまう展開もあった。しかし、魔獣騒動を経てスバルに救われ、彼の言葉によって長年抱えていた罪悪感と向き合うことで、レムは自分自身の価値を取り戻していく。そしてスバルを「レムの英雄」として慕い、彼に深い恋心を抱くようになる。

ただし、レムの愛情は単なる依存ではない。彼女はスバルを甘やかすだけでなく、彼が逃げようとした時にはその逃避を否定し、彼自身が信じたい「英雄」として立ち上がることを願った。第三章で精神的に追い詰められたスバルが逃避行を提案した際も、レムはその未来を一度は優しく受け止めながら、最後には彼の本心を見抜き、前へ進むための言葉をかける。この場面は、レムというキャラクターを象徴する名場面として高い人気を集めている。

白鯨との戦いを経て、レムはスバルにとっても精神的な支柱と呼べる存在になっていく。しかし第三章終盤、魔女教大罪司教「暴食」担当のライ・バテンカイトスに名前と記憶を喰われたことで、眠り人となってしまう。これにより、スバル以外の多くの人々からレムの存在は忘れ去られ、彼女自身も長く物語の表舞台から退くこととなった。第六章終盤で目を覚ますものの、スバルのことも自分自身の記憶も失っており、かつて築いた関係は再び白紙に近い状態へ戻ってしまう。

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